2024.04

宮城県南三陸町と 地元の産業発展を目指した Made in All Japanのものづくり 『南三陸わかめ羊Project』

宮城県南三陸町と地元の産業発展を目指したMade in All Japanのものづくり
『南三陸わかめ羊Project』

 

サマンサタバサジャパンリミテッドは、東日本大震災後の地元の産業発展に懸命に取り組む宮城県南三陸町と、
震災後のNPO活動による復興支援から生まれた、 放牧事業ブランド羊肉『南三陸わかめ羊』を応援するために、
廃棄せざるを得ない『南三陸わかめ羊』の革を使用した
Made in All Japanのものづくり事業
『南三陸わかめ羊プロジェクト』を始める。


【商品化に向けて】
南三陸わかめ羊の革を使用したアイテムの商品化へ向けた試作品を開発中。

【南三陸わかめ羊プロジェクトとは】
宮城県北東部の三陸海岸南部に位置し、2011年3月11日の東日本大震災で大きな被害を負った南三陸町。
南三陸町で「南三陸町の魅力」を発掘し、新しい「何か」を発信している「さとうみファーム」には、
海のミネラルたっぷりの南三陸産わかめを食べ、愛情たっぷりに大切に育てられた『南三陸わかめ羊』がいる。

 

「さとうみファーム」で育つブランド羊『南三陸わかめ羊』は月に数頭しか出荷されず、
銀座の料亭や高級レストランなどで提供されている。
ジンギスカンとしても人気で希少価値の高い『南三陸わかめ羊』の皮部分は、 現状では廃棄せざるを得ない環境にある。
その『南三陸わかめ羊』の皮を生地に加工し、サマンサタバサのアイテムとして、 生まれ変わって誕生させる。
そして、皆さまのお手元へ渡り、 皆さまの笑顔があふれる思い出作りをご一緒させていただく存在になりたい。
それがサマンサタバサの願い。2023年秋より取り組みを開始。

そして、サマンサタバサと提携関係にあり、長年南三陸町の繭を使用し、1555年創業の京友禅の老舗『千總』を下支えしている千総友仙工場から、
日本の匠の技術が詰まった素晴らしい京友禅の織物素材とデザインを提供いただき
『南三陸町わかめ羊×サマンサタバサ』の取り組みに協力していただくことで
世界市場にも発信できる最高峰のMade in All Japanの素敵なファッションアイテムが誕生する。
愛情たっぷりに大切に育てられた『南三陸わかめ羊』の良品質の羊革素材は、柔らかい手触りが魅力で、
サマンサタバサブランドのお客様にご満足いただけると確信している。
サマンサタバサが、日本発のブランドとして南三陸町の産業の発展を共に歩む取組み。
それが私たちの「地域社会へのひと手間かけた思いやり」である。


【Made in All Japanのものづくり】
アイテムは、サマンサタバサの国内直営工場で生産。
日本ならではの、きめ細やかで繊細な感覚で、 『南三陸わかめ羊』の革と『千總』のデザインと素材を使用したポーチなどから製作予定。
【南三陸町の2つの小学校にて特別授業の開催が決定】
南三陸町立名足小学校、南三陸町立伊里前工学校の2校で、 2024年秋に『南三陸わかめ羊プロジェクト 特別授業』の開催が決定。

南三陸町立名足小学校

南三陸町立伊里前工学校

宮城県 南三陸町長 佐藤 仁(さとう じん)氏
NPO法人さとうみファーム代表理事 金藤 克也(かねとう かつや)氏
株式会社サマンサタバサジャパンリミテッド代表取締役社長 米田 幸正(よねだ ゆきまさ)
の3名が登壇し、今後の取り組みに関して発表。

 

■サマンサタバサジャパンリミテッド代表取締役社長 米田の南三陸町わかめプロジェクトへの想い
2023年3月、メディアで拝見した『南三陸わかめ羊』を運営する、『さとうみファーム』の牧羊活動精神に感銘を受けたことがきっかけ。
革バッグ・革小物を製造・販売するサマンサタバサのビジネスで役に立てることがあると思い、
『南三陸わかめ羊』の廃棄されている皮を使用したものづくりができないかと考えた。
『南三陸わかめ羊』の命を最後の最後まで大事にしたいという想いで、
さとうみファーム代表理事である金藤さんに直接連絡したことをきっかけにこのプロジェクトが始まる。

 

■宮城県 南三陸町長 佐藤 仁氏
サマンサタバサと、さとうみファーム、南三陸町が繋がっていくことが素晴らしいことだと、このプロジェクトの話を初めて聞いた時に思った。
震災を通じて命の大切さを子供たちも感じていて、最後の最後まで命を大事にするこのプロジェクトは、
命の教育に繋がっていくので全面的にバッグアップをしていきたい。

また今後この『南三陸わかめ羊プロジェクト』で誕生したアイテムが、沢山の方に愛される事が1つの夢であり、
南三陸町から、このような素晴らしい商品が誕生することで地元の人々にとっての大きな自信になり、
南三陸の未来が明るくなることを願っている。

ファッションブランドであるサマンサタバサ、『南三陸わかめ羊』のさとうみファーム 南三陸町が繋がることで、
新たな町づくりのスタートラインになると期待を抱いている。

 

■NPO法人さとうみファーム代表理事 金藤 克也氏
【さとうみファーム設立の背景】
東日本大震災の1か月後に個人で支援活動の為に南三陸を訪れるようになる。
子どもの遊び場や、海で遊べなくなった子どもたちの為にシーカヤック体験教室を実施し、
復興支援活動を継続するために収益の柱として2014年に地域の新しい産業の創出と雇用を作っていきたいという想いで羊の牧場を開設。

初めてサマンサタバサから今回のプロジェクトの話を聞いた時には、驚きと不安が入り混じった気持ちだったが、
米田社長の想いや提案を伺って、今まで仕方なく廃棄していた大切に育てている南三陸わかめ羊の皮も
無駄にしないことができるこの取り組みに感謝している。
今はまだ羊の頭数が少ないため、今後オーストラリアから出産数の多い品種の羊を輸入して頭数を今の3,4倍に増やし、
全国のサマンサタバサの店舗で商品を展開できることを楽しみにしている。