2024.12

南三陸わかめ羊Project 特別授業の開催

9月30日、10月1日 南三陸町の南三陸町立名足小学校、南三陸町立伊里前小学校にて、ものづくりの楽しさを伝える特別授業を開催

2023年よりスタートしている「南三陸わかめ羊Project」の取り組みの1つとして、2024年9月30日に南三陸町立名足小学校の小学6年生9名と、10月1日に南三陸町立伊里前小学校の2年生20名を対象に『皮から革へ』をテーマにしたサマンサタバサの特別授業を開催しました。

特別授業では、皮から革、そして革から製品革になるまでの工程や、これまで廃棄されてしまっていた皮がサマンサタバサのオリジナルアイテムになるまでを、“いただいた命を最後まで大切に”というメッセージと共に学んでもらいました。

また、オリジナルレザーチャームを製作する体験授業も行いました。

南三陸わかめ羊の皮を革加工したベースに、好きなパーツを選び自分だけのオリジナルのデコレーションをし、ワークを通じてものづくりの楽しさを体験してもらいました。

授業には、本プロジェクトを一緒に進めている、NPO法人さとうみファーム代表理事 金藤 克也氏にも参加いただき、「南三陸わかめ羊」についてと、さとうみファームの特別授業の中で、南三陸わかめ羊へのエサやりなど触れ合い体験も行いました。

南三陸わかめ羊の革を使用した試作品のお披露目も行い、実際に羊の革に触れた小学生からは「柔らかい!」「軽い!」などと言った感想があがっていました。

南三陸町立名足小学校の小学6年生には、事前にオンライン授業を開催した際の課題として『自由な発想で考えるサマンサタバサの商品企画』のプレゼン会を行いました。

型にはまらない自由な発想で、さまざまなクリエーションが生まれていました。

ものづくりの工程を知り、体験をしてもらうことで、小学生からも「楽しかった」という感想がありました。

特別授業を通じて、地元産業への理解を深め、命の大切さを学ぶ。

町と企業が1つになり未来へと繋げていく取り組みになりました。

【商品化に向けて】

南三陸わかめ羊の革を使用したアイテムの商品化へ向けて開発中。

【南三陸わかめ羊Projectとは】

宮城県北東部の三陸海岸南部に位置し、2011年3月11日の東日本大震災で大きな被害を負った南三陸町。

南三陸町で「南三陸町の魅力」を発掘し、新しい「何か」を発信している「さとうみファーム」には、

海のミネラルたっぷりの南三陸産わかめを食べ、愛情たっぷりに大切に育てられた『南三陸わかめ羊』がいる。

「さとうみファーム」で育つブランド羊『南三陸わかめ羊』は月に数頭しか出荷されず、

銀座の料亭や高級レストランなどで提供されている。

ジンギスカンとしても人気で希少価値の高い『南三陸わかめ羊』の皮部分は、 現状では廃棄せざるを得ない環境にある。

その『南三陸わかめ羊』の皮を生地に加工し、サマンサタバサのアイテムとして、 生まれ変わって誕生させ、南三陸町の産業の活性化に繋げていく。

南三陸町、さとうみファーム、サマンサタバサの3者によるプロジェクト。

2023年秋より取り組み開始。